WordPressの親テーマと子テーマのちがい

親テーマと子テーマってなに？

WordPressのテーマとは、WordPressサイトの見た目や機能をつかさどるテンプレートだとイメージしてください。
親テーマは人間でいう頭脳や内臓部分だと思ってください。
「親テーマ」「子テーマ」というのは２つで１セットと認識してください。

親テーマ

親テーマがあれば基本的にはサイトは表示できます。

ですが、有料・無料問わず配布されている既存のテーマの中には、「子テーマ」も一緒に配布されているものがあります。

子テーマ

子テーマは親テーマと一緒に使用しなければならず、子テーマ単体では使用できません。
子テーマは人間でいうと服やアクセサリーをイメージしてください。
カスタマイズに必要な最小限のファイルで構成された親テーマの分身のようなもの。

必要最小限のファイルとは、、、
・functions.php
機能を登録するファイル
・style.css
デザインや体裁を制御するファイル

選択したテーマによってはもっと多くのファイルで構成されている子テーマもあります。
さらに、自分で子テーマのファイルを増やすこともできます。（親テーマからコピーする）

なぜ子テーマが必要なの？

それは、定期的に行われる「テーマのアップデート（更新）」が関係しています。

テーマというのはWordPressの本体やプラグインと同様に日々開発されアップデートを続けています。
よりよくなるためや、不具合の修正、セキュリティの強化などそれぞれです。
使用者にアップデートが通知され、そのテーマを持っているすべての人がアップデートを適用することができます。

いわゆるOSのアップデートのようなものですね。

アップデートする際にはテーマに直接書き加えたカスタマイズが消えてしまう可能性があるのです。
せっかくカスタマイズしてかっこよくサイト整えたのに、、、
ってなると困りますよね。

そうなるとまた一からカスタマイズのし直し。
サイト制作して納品したものだとお客様からのクレームにもなりかねません。

アップデートする際にはバックアップをとっておくことは大事なのですが、
アップデートのたびに初期化されていては大変すぎて
カスタマイズできないですよね、、、

そこで登場するのが「子テーマ」です。


アップデートの影響を受けないファイルでカスタマイズができるのが子テーマの特徴。
子テーマは、親テーマのデザインや機能を引き継ぎますが、アップデートの際は対象にはならず、子テーマにてカスタマイズした部分は守られるということです！

なので、カスタマイズをするには子テーマが必要ということですね。

本当に子テーマって必要？

もしも、カスタマイズなんてしない。
今のデフォルトのままで使用するから問題ない！
って方は子テーマは必要ありません。
親テーマさえあればサイトは表示できるので。

しかし、今後サイト制作が慣れていくに連れていつテーマのカスタマイズをしたくなるかなんてわからないですよね？

WordPressの作業に慣れてきて、よりオリジナリティを出したいと思った時にはテーマを直接編集することも出てくるかもしれません。

そんな時に子テーマの導入をしていないことを忘れて、親テーマに直接カスタマイズしてしますと、大変なことになります。

なので、現状はカスタマイズせずとも、子テーマの導入はしておくにこしたことはないですね。

子テーマのインストール方法

公式テーマはWordPressの管理画面にある「外観」→「テーマ」から検索してインストールできますが、公式テーマではないものに関してはそれぞれのサイトからダウンロドします。

公式テーマではないものはテーマのサイトでダウンロードしたZipファイルをそのまま解凍せずに保存。
WordPressの管理画面から「外観」→「テーマ」→「新規追加」→ファイルを選択のところでサイトでダウンロードしてきたZipファイルを選択します。

順番は「親テーマ」→「子テーマ」の順でインストールし、「子テーマ」を有効化して使用します。

親テーマは有効化しませんが、インストールしていることが重要！

子テーマを使うデメリット

子テーマを使うデメリットとしては、作成に時間や労力がかかる。
子テーマが準備されていないテーマの場合は自分で子テーマを作成する必要がある。

また、サイト自体が重くなることもあげられます。

子テーマが準備されてる無料テーマ

子テーマを自作するのはハードルが高い。。。と思われる方は、最初から子テーマが準備されているテーマを使用することをおすすめします。